2004-11-09 第161回国会 衆議院 環境委員会 第2号
この台風と温暖化がどういうかかわりがあるのかということは、気象庁の気象研究所だとか文科省の海洋研究開発機構というのがありますが、ここで言っておりますことは、間違いなく地球温暖化による影響がある、温暖化が進みますと、台風の発生よりも、むしろ発生した台風自身が大変パワーアップして非常に大きいものになる、こういうことが言われておるわけであります。それだけに被害等で大変心配をするわけであります。
この台風と温暖化がどういうかかわりがあるのかということは、気象庁の気象研究所だとか文科省の海洋研究開発機構というのがありますが、ここで言っておりますことは、間違いなく地球温暖化による影響がある、温暖化が進みますと、台風の発生よりも、むしろ発生した台風自身が大変パワーアップして非常に大きいものになる、こういうことが言われておるわけであります。それだけに被害等で大変心配をするわけであります。
関東地方の大部分あるいは東北地方の東側というのは台風、それから北海道では、梅雨前線が北上して、七月末から八月に前線がまた下がってきたり何かして降るのと、それから台風というふうな形になりまして、あと台風自身がもたらす雨でもって降るというようなことで、これは台風は巨大なエネルギーを持ってやってくるものですから、経路によって降るわけですけれども、そういうとき、時期的な特徴がございます。
先般、十号台風で県庁所在地の高知市内等が非常にやられたわけでございますが、台風自身の規模としましては、私どもから見ればそう大きいものじゃなかった。むしろルートが土佐湾の西寄りに行きましたために、非常に台風の威力をわざわざ拡大したような形で入ってきた。
それでその台風自身をある程度コントロールするという意味は、むしろ発生地域のほうでやるほうがよろしいわけでございますが、結局の問題は、台風のエネルギーというものは海からの水蒸気の補給ということが非常に大きな問題になります。日本は御承知のように日本の回りに黒潮が流れております。これが台風に対するエネルギー補給源になっております。
この台風の通過に伴いまして、本土の南岸沿いに停滞していました梅雨前線が刺激された上に、台風自身による降雨も加わりましたために、中部、関東、東北地方の各地に多量の降雨をもたらしまして、そのために山がけくずれ、河川のはんらんなどによる被害の大きいものが発生いたしました。
室戸台風自身では、私どもでは、ノリ、真珠、カサ、ハマチというようなものを政令にあげまして、補助の対象にしたわけでございますが、全部で六億くらいございます。今度の被害はノリとカキでございますが、それが十四億でございますから、前よりふえております。その中で、第二室戸ではノリは四千万ちょっとこえたのでございますが、今度は十二億くらいでございます。十四億の中で大部分がノリだということになります。
○瀬戸山委員 私は質問をかねて申し上げますが、大体先ほど河川局長のお話では、過般のカサリン台風の約半分くらいと申されたのですが、それは台風自身を考えると、まさにその通りであるかもしれません。